設定・設置方法
【1】オリジナル版のClip Boardをダウンロードし手順に従って設置し、動作することを確認します。設置済みの場合には【2】以降の作業を行います。ただし、設置済みの場合でもヴァージョンが古い場合には、ログファイル名の変更が必用になることがありますので注意して下さい。
【2】次に最新版 Clip Board 改造スクリプトをダウンロードし【1】のclip.cgiと同様に今度は改造版のinit.cgiファイルの基本設定項目、管理者パスワード、戻り先、文字サイズ、フォント、色設定などを環境に合わせて書き換えます。
init.cgiファイルの書き換えはテキストエディタで行います。テキストエディタとしてはWindowsではEmEditorのフリー版 EmEditor Free等をご利用下さい。Mac版のテキストエディタはVectorサイトからダウンロードしてご利用下さい。
init.cgiの書き換え例 |
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:
# タイトル名
$title = "Clip Board";
# タイトル文字の色
$t_color = "#800000";
# タイトル文字のタイプ
$t_face = "MS Pゴシック";
# タイトル文字サイズ(スタイルシートで有効)
$t_point = '24px';
# 本文文字サイズ(スタイルシートで有効)
$b_size = '13px';
# 記事題名の色
$sub_color = "#008040";
# スクリプトURL
# → 絶対パスなら http:// からのURLパス
$script = './clip.cgi';
# ログファイル名
# → 絶対パスなら / から始まるパス(http://からではないので注意)
$logfile = './cliplog.cgi';
# 管理用パスワード
$pass = '0123';
# 最大記事数(これを超える記事は古い順に削除されます)
$max = 50;
# 戻り先
$home = "../index.html";
:
:
|
init.cgiファイルを書き換えたら、全てのファイルを下記の【ファイル構成】の通りに転送します。
【3】ファイルを掲示板設置サーバへ転送します。転送ファイルは下記「ファイル構成例」の通りに、ASCII(アスキー)・テキスト形式で掲示板設置サーバへ上書き転送します。バックアップ保存しておいたログファイル(cliplog.cgi)がある場合にはlog.cgiと名前を変更してdataディレクトリ内へ転送します。
掲示板スクリプト名を変更モードに設定している場合は、
変更モードを解除してからファイルを転送してください。
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Rev 2.20以降でディレクトリ構造およびファイル名が変更になっております。
全てのファイルを下記の【ファイル構成】の通りに転送してください。
【ファイル構成例】
public_html / index.html (トップページ)
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+-- clip / clip.cgi ...(変更モードを利用する場合、clip******.cgiに自動変更)
| init.cgi ...設定ファイル
| index.cgi ...(変更モードを利用する場合、clip.cgiに自動変更)
| admin.cgi ...管理モードリネームスクリプト
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+-- data / log.cgi .. ログファイル
| scriptname.cgi .. スクリプト名ファイル(自動作成)
| spamdata.cgi .. NGワード用
| spamlog.cgi .. スパムログ(自動生成)
| denyaddress.cgi ...アクセス禁止データファイル
|
+-- img / clip.gif
| home.gif
| soon.gif
|
+-- lib / jcode.pl
keitai.pl ...携帯用
webmail.pl ...Webmail用
mimew.pl ...Webmail用
太文字:設置場所の変更あり
赤文字:追加スクリプト・追加ディレクトリ
※wakwakやniftyなどのようにcgi設置ディレクトリ内の画像を
参照できない場合には下記のように設定します。
ただし当方では確認できる環境がないため動作確認はしておりません。
(例 1) www.wakwak.com
ユーザーホームページがhttp://park**.wakwak.com/~username/の場合
[構成例]
|
+-- public_html / index.html (トップページ)
| |
| +-- img / 0001.jpg、0002.jpg、・・・
|
+-- cgi-bin /
|
+-- clip / clip.cgi
・
・
[設定例]
$imgdir = "/public_html/img/";
$imgurl = "/~username/img/";
(例 2) homepage.nifty.com
ユーザーホームページがhttp://homepage*.nifty.com/username/の場合
[構成例]
|
+-- homepage / index.html (トップページ)
| |
| +-- img / 0001.jpg、0002.jpg、・・・
|
+-- cgi-bin /
|
+-- clip / clip.cgi
・
・
[設定例]
$imgdir = "/homepage/img/";
$imgurl = "http://homepage*.nifty.com/username/img/";
(例 3) hi-ho.ne.jp
ユーザーホームページがhttp://www.***.hi-ho.ne.jp/username/の場合
[構成例]
www.***.hi-ho.ne.jp
|
+-- html / index.html (トップページ)
| |
| +-- img / 0001.jpg、0002.jpg、・・・
|
+-- cgi-bin / clip.cgi
・
・
[設定例]
$imgdir = "/html/img/";
$imgurl = "http://www.***.hi-ho.ne.jp/username/img/";
【パーミッション設定】
次にディレクトリと転送したファイルのパーミッション(許可権)設定を行います。
ご利用サーバによりパーミッションの推奨値は異なります。下記の表を参考に設定してください。
ディレクトリ名 |
パーミッション |
一般サーバ |
suEXECサーバ |
※clip |
755 or 707 |
701 or 700 |
※lib |
755 or 707 |
701 or 700 |
※data |
777 or 707 |
701 or 700 |
※img |
777 or 707 |
701 or 700 |
|
|
|
ファイル名 |
パーミッション |
一般サーバ |
suEXECサーバ |
※clip.cgi |
755 or 705 |
701 or 700 |
init.cgi |
644 or 604 |
600 |
※index.cgi |
755 or 705 |
701 or 700 |
※admin.cgi |
755 or 705 |
701 or 700 |
log.cgi |
666 or 606 |
600 |
spamdata.cgi |
666 or 606 |
600 |
spamlog.cgi |
666 or 606 |
600 |
scriptname.cgi |
666 or 606 |
600 |
denyaddress.cgi |
666 or 606 |
600 |
jcode.pl |
644 or 604 |
600 |
※は実行権を与えるディレクトリ・ファイルです。
FTPソフトによっては数値ではなく、r、w、xの文字で表示される場合があります。
rはreadable(読み)、wはwriteable(書き)、xはexecutable(実行)を表し、
これを数値に置き換えるとrは4、wは2、xは1となります( -は0を表す )。
rwx |
計算 |
数値 |
|
rwx |
数値 |
rwx |
4+2+1 |
7 |
|
rwxrwxrwx |
777 |
r-x |
4+0+1 |
5 |
|
rwxr-xr-x |
755 |
rw- |
4+2+0 |
6 |
|
rw----rw- |
606 |
r-- |
4+0+0 |
4 |
|
rw-r--r-- |
644 |
--x |
0+0+1 |
1 |
|
rw------- |
600 |
--- |
0+0+0 |
0 |
|
rwx-----x |
701 |
パーミッションの設置値が不明の場合はご利用サーバのFAQを参照されるか、
ご利用サーバのサポートまでお問い合わせ下さい。
【4】動作確認をします。以上で設置完了です。